2012/11/17

手をかける


気づけば、太陽はすっかり遠くへ行ってしまった。
パリはすっかり寒くなって、町中では少しづつクリスマスの準備が始まっている。
同時に、人々はいつの間にか分厚いコートに衣替えを済ましてしまっている。

どうやら、映り込んで来る風景や、人々は絶え間なく移動し、変化を よそおい 続けているようだ。

それでも、私は待っている。
ふと、手の届く モノ に手を かけた 瞬間の、光の屈折が、空間と感情の変化を読みとり始める。