2011/10/15

ペテン師



とある邦画を観た。
この手の映画は全く観ないし、こういったたぐいの事柄はもっぱらの苦手科目だ。
関心事がひどく偏っているせいで、関わろうとはしない。

縁あって、観る事になったこの映画。
内容は知っていたが、この映画を観るのは初めてだった。

生きてる環境が違うだけで、人は見えてる物が違う。
感じ方も、考えている事も違う。
そんな事は解っていても、実際、人と人がそれぞれの尺度を交えたら、己の物差しで他者を計ってしまうものなのか。
それでも、どう推し量っても、他者の表情や言動の本心は解らないし、解ってもらえないものなのだろう。

その関係は不完全な虹の様に、全く別々の色が複雑に混じり合う事で存在しようとする。
各々の中でできた虹は色を交える事もなく消え去る。
各々がそれぞれの対価を欲して、交差する。
そして、やがて膝を交えることすら意味を持たずに消える。

それぞれの価値観で生まれた対価の価値。
いつのまにか、人と人はあれを当たり前に繰り替えし、当たり前にそれを営み、当たり前にあれらをトレードする。

現代に生きる者達の間では、そのような対価は当たり前に認められているのだろうか?
その価値観はどのように決定されていっているのだろうか?
それとも、本質的には今も昔も変わらないものなのだろうか?

そして、それらの対価を欲し続けるペテン師の涙は報われるのだろうか?


2011/10/12

ふらり大阪

朝起きたら、調子が整っていたので、
大阪へ。
いつからか、いろいろ話しをしては有意義な時間を共有してくれる友人の展示と国立国際美術館に立ち寄って来ました。

美術館ではは「世界制作の方法」を開催しています。
時間がなかったので足早に見て回ったのですが、「世界制作の方法」、「アンリ・サラ」や「中之島コレクション」も全体の流れがある展示で、さすが!面白かったです。


その後、秋晴れで過ごしやすい日和だったせいか、足取りも軽く友人の展示に足を伸ばす。
以前話したいろいろな事を思い返しながら会場を目指す。

目的地を確認し、ビルとビルの間を険しい顔のサラリーマンが行交う間をすり抜ける。
新入りのバイト君に熱心に指導する店員さんが店先で指導するのを横目に、再び方向を確認する。
再度、サラリーマンをすり抜けて、
工事現場のおじさんと通行人のおじさんが、今度ココに何ができるかの雑談が気になりつつも、
橋がかけられた川を渡る。
展示会場まではそう長くない道のりだった。

環境を作る事。
環境はどんな空間を作ってくれるのだろう?

なんだかさわやかで、あったかい気分になりました。
ありがとう。


体が少しづつ調子を良くしているのが分かる。
脳も偶然と必然が曖昧な関係の連続性を楽しんでる。

良し。
良し。

私は、どんな空間と未来を繋いでいこうか?

2011/10/10

眠る真昼



いつからか、眠る事を惜しむ様になって、少しでも長く起きていようとしていた。
いつも、いつも、寝る時間を惜しんでいた。
眠る事がもったいないとすら感じていた。

けれど、ここの所は違う。
眠りたくて、眠りたくて仕方が無い。
眠りを欲して、欲して仕方が無い。

眠りを守らなくては。
光り続けていては真白になって何も存在できなくなるから。


2011/10/08

塩飽本島~晴れに耕す。そしてアート~ 2011展


塩飽本島~晴れに耕す。そしてアート2011


主催者 瀬戸内アートウェーブ + gallery ARTE 
助成 福武学術文化振興財団
かがわ文化芸術祭参加行事 


開催日時 2011年10月8日(土) ~ 11月27日(日)


時間   11時 00分 ~ 16時 30分
   
会場名:笠島国の重要伝統的建造物群保存地区内5会場
(真木(まき)邸・真木(さなぎ)邸・ギャラリーアルテ
         
住所 香川県丸亀市本島町笠島305 0877-57-8255


参加アーティスト 大木裕之、斉藤清光、中野良寿、澤登恭子、中屋敷智生、千葉尚実、HANNA

主宰 瀬戸内アートウェーブ会場
塩飽本島町笠島伝統的建造物群保存地区
助成  福武学術振興財団 

明日から瀬戸内海の本島でグループ展に参加させていただきました。
新たなメイメツが本島のgallery ARTE時間を漂っています。

HANNAは屋根裏で展示中です。

おまけ
偶然出会った本島のある日の一日時