2011/12/27

鮮やかさが増すまで

気がつけば今年もあとわずか。
ブログが1ヶ月も更新されていなかった。

週末に岡山でパリ時代からの友人と久々の再会をしてきたからか、最近良く聞くあの話題のせいからか、パリの夢を見た。
相変わらず、直線のない建物やレンガ、部屋なんかが妙に懐かしく、青い生まれたての生命力を残した空色を思い出した。
維持する事の不可能な曖昧なもので出来上がった夢だった。


最近は急に真冬らしくなって、冷えた風が進路を塞いでうまく前に進めない日が多い。
それでも、空は青いし、月は満ち欠けを繰り返す。
いつからか、まだまだバランスのとれない身体が、おもわずよたつき、悲痛な声を上げている。
ぎりぎりから脱出するはずが、行き過ぎて逆側に向かいそうだった。

もう少し微調整が必要なようだ。
流れ出した事柄に、遅くもなく早くもない速度で、慎重に、丁寧に、確実に寄り添って、歩みを進めなければね。

それでも、
ふと、見下ろした手の浮き出る血管は青く、血の気の戻った頬は赤い。
奥に流れる液はやがて鮮やかな赤に変わるだろう。

日常の呼吸を整えて、少しずつ調子を整えておきたい。

年が明けたら、そうも言っていられないのだから。



2011/11/15

窓は開けておこう


ここの所、眠りに吸い寄せられているからか、時間はもう待っていない。
なだれ込む様に床に伏せる。
あちこちが鈍い音を立ててる。
ぎりぎりはそう長くは続かないものだね。



外は雨。
窓は開けておいてね。ってあんまり言われるから、開けておくことにしようと思う。
近く 遠く 聞こえる
そう言われると、そんな気がして来た。

夜はまだ始まったばかりだ。

2011/11/14

ふらりと兵庫県立美術館

しばらく冬支度に入っていたのですが、兵庫県立美術館で行われていた榎忠展-美術館を野生化する-に行って来ました。
鉛 の質感。分解されたモノ達。


他にも神戸ビエンナーレ等いろいろ足を運びたかったのですが、運が噛み合ず断念。
こんな日は流れに身を任せて、逆境を楽しもうと思う。
流れに身を任せるのも悪くはないが、やすやすと聞こえる音楽に耳を傾けてはいけない。

足音が入れ替わり立ち代わり、遠くと近くが交互にやってくる。

神戸の町並みはきれいに整備されていて、港の方角を感じ取れる作りになっている事に関心しつつ、夕暮れの訪れがいつかと変わらない様に見える造りをまた認識してみる。


2011/10/15

ペテン師



とある邦画を観た。
この手の映画は全く観ないし、こういったたぐいの事柄はもっぱらの苦手科目だ。
関心事がひどく偏っているせいで、関わろうとはしない。

縁あって、観る事になったこの映画。
内容は知っていたが、この映画を観るのは初めてだった。

生きてる環境が違うだけで、人は見えてる物が違う。
感じ方も、考えている事も違う。
そんな事は解っていても、実際、人と人がそれぞれの尺度を交えたら、己の物差しで他者を計ってしまうものなのか。
それでも、どう推し量っても、他者の表情や言動の本心は解らないし、解ってもらえないものなのだろう。

その関係は不完全な虹の様に、全く別々の色が複雑に混じり合う事で存在しようとする。
各々の中でできた虹は色を交える事もなく消え去る。
各々がそれぞれの対価を欲して、交差する。
そして、やがて膝を交えることすら意味を持たずに消える。

それぞれの価値観で生まれた対価の価値。
いつのまにか、人と人はあれを当たり前に繰り替えし、当たり前にそれを営み、当たり前にあれらをトレードする。

現代に生きる者達の間では、そのような対価は当たり前に認められているのだろうか?
その価値観はどのように決定されていっているのだろうか?
それとも、本質的には今も昔も変わらないものなのだろうか?

そして、それらの対価を欲し続けるペテン師の涙は報われるのだろうか?


2011/10/12

ふらり大阪

朝起きたら、調子が整っていたので、
大阪へ。
いつからか、いろいろ話しをしては有意義な時間を共有してくれる友人の展示と国立国際美術館に立ち寄って来ました。

美術館ではは「世界制作の方法」を開催しています。
時間がなかったので足早に見て回ったのですが、「世界制作の方法」、「アンリ・サラ」や「中之島コレクション」も全体の流れがある展示で、さすが!面白かったです。


その後、秋晴れで過ごしやすい日和だったせいか、足取りも軽く友人の展示に足を伸ばす。
以前話したいろいろな事を思い返しながら会場を目指す。

目的地を確認し、ビルとビルの間を険しい顔のサラリーマンが行交う間をすり抜ける。
新入りのバイト君に熱心に指導する店員さんが店先で指導するのを横目に、再び方向を確認する。
再度、サラリーマンをすり抜けて、
工事現場のおじさんと通行人のおじさんが、今度ココに何ができるかの雑談が気になりつつも、
橋がかけられた川を渡る。
展示会場まではそう長くない道のりだった。

環境を作る事。
環境はどんな空間を作ってくれるのだろう?

なんだかさわやかで、あったかい気分になりました。
ありがとう。


体が少しづつ調子を良くしているのが分かる。
脳も偶然と必然が曖昧な関係の連続性を楽しんでる。

良し。
良し。

私は、どんな空間と未来を繋いでいこうか?

2011/10/10

眠る真昼



いつからか、眠る事を惜しむ様になって、少しでも長く起きていようとしていた。
いつも、いつも、寝る時間を惜しんでいた。
眠る事がもったいないとすら感じていた。

けれど、ここの所は違う。
眠りたくて、眠りたくて仕方が無い。
眠りを欲して、欲して仕方が無い。

眠りを守らなくては。
光り続けていては真白になって何も存在できなくなるから。


2011/10/08

塩飽本島~晴れに耕す。そしてアート~ 2011展


塩飽本島~晴れに耕す。そしてアート2011


主催者 瀬戸内アートウェーブ + gallery ARTE 
助成 福武学術文化振興財団
かがわ文化芸術祭参加行事 


開催日時 2011年10月8日(土) ~ 11月27日(日)


時間   11時 00分 ~ 16時 30分
   
会場名:笠島国の重要伝統的建造物群保存地区内5会場
(真木(まき)邸・真木(さなぎ)邸・ギャラリーアルテ
         
住所 香川県丸亀市本島町笠島305 0877-57-8255


参加アーティスト 大木裕之、斉藤清光、中野良寿、澤登恭子、中屋敷智生、千葉尚実、HANNA

主宰 瀬戸内アートウェーブ会場
塩飽本島町笠島伝統的建造物群保存地区
助成  福武学術振興財団 

明日から瀬戸内海の本島でグループ展に参加させていただきました。
新たなメイメツが本島のgallery ARTE時間を漂っています。

HANNAは屋根裏で展示中です。

おまけ
偶然出会った本島のある日の一日時

2011/09/23

人の時と現代社会の時




”時”とは一体どんな言葉だろう?
ユメには出てこない。
覚めれば手の中には”時間”がある。
それらの余白に身を埋めて言葉が熟すのを待っている。


そして人は現代社会の余白を埋め続ける。

2011/09/15

夕日の時間軸



家に帰ろうとしたら、調度、日が沈む時刻。
黄色



Uzunkopru-Istanbul

Zalzburg

Bari-Patras


Moret Sour Loing

Turkey

見覚えのある風景

2011/09/12

平和の為の知識+原発問題サイトまとめ


3.11以降、世界ではリーマンショック、9.11と続き、中東問題、日本は3.11という国難を抱え、現在、同じ時を生きるひとつ、ひとつの命として、世界の流れが変わった事を思い知らされた。

この世界は一つ一つの命によって様々な色を持っている。

その中でも、現代人は特色で、あまりに合理性ばかり追いかけすぎて時の流れを勘違いしてはいないだろうか?

どんな生き物だって、これから先、生まれてくる全ての生き物に、「この美しい世界は偽物になった。」と言い聞かせたくはないだろう?

たとえ狂人と言われても、正しいと信じる道を選択していかなくてはいけないんだ。
HANNAという自然の中の一部として、直ちに伝えたい情報をまとめてみました。
平和の為に、己のできる最良の方法として己の仕事も果たさなくてはね。
私にできる事は、選択し続ける事。


-------------------------------------------------------------

◆明日の為に目をそらさないでほしい情報
-チェルノブイリの現在から学ぶべき今後の日本の子供達の未来

-リオの伝説のスピーチと等しいと思ったぐらい素晴らしい会見
(放射能に疑問を持った人は必ず見てほしい!!)

児玉龍彦さんの緊急記者会見


◆原発情報サイト
-地球と7代先のこどもたちを元気にしていく情報発信サイト
savechild


◆放射能汚染についてのサイト
-全国の放射能濃度一覧
-小出裕章(京大助教)非公式まとめ
-放射能汚染食品情報


-放射線被曝から子供を守るためのリーフレット


-大人にも見てもらいたいDVD




◆原発の今後についての試み
-NPO法人チェルノブイリへのかけはし
-さようなら原発1000万人アクション

おまけ
◆非常に分かりやすい地域別の放射能汚染認識の違い
↑これを見て、妙に納得しました。ある意味、恐ろしい心理戦です。
◆高松市も西部クリーンセンターで災害廃棄物の処理に手を挙げています。




南北楽観主義 -せとうち- クロージングパーティ

友人が出展している企画展のクロージングパーティにお邪魔して来ました。
詳しくはsottoprodottoで紹介されています。

sottoprodotto HPより
■参加アーティスト/タイトル/会期/場所
勝木繁昌「芸術生活によるつじつま-trap-」
日時:9月3日(土)-9月10日(土) 10:00-18:00
場所:玉野市文化会館バウハウス

あきやましんご「光のめぐり」
日時:9月4日(日)-9月11日(日) 10:00-18:00
場所:Sans quoi サンコア

千葉尚実・凡土「私波止場で泣いています」
日時:9月3日(土)-9月11日(日) 10:00-18:00
場所:駅東創庫内ギャラリー

森美樹・加藤直樹・清水直人「美しい、または美しい」 
日時:9月3日(土)-9月11日(日) 11:00-19:00  *台風の為、4日〜開催となります。
場所:sottoprodotto

この企画は高松、岡山で活動するアーティストが岡山、高松で交換されるという新しい試みです。これまで、高松、岡山のアーティストが交流しあう機会は今までにあまりなく、とても良い試みになったようです。
そんな企画展のクロージングパーティにお邪魔してきました。

みなさん、ゆったりとした雰囲気で行われたアーティストトーク、ゲストトーク、港を眺めながらのパーティ。

また、宇野では移住プロジェクトを行っていたり、東倉庫の活動、周辺地域の発展等、意欲的に活動するアーティスト、サポーターが一体となって、今後の中期的なビジョンや構想を考えておられました。皆様、ビジネスとしてのアート活動を具体的に考えておられて、様々なお話が聞けて、とても有意義な時間でした。

これから、瀬戸内を挟んだ、新しいこの交流が今後どのような発展に繋がるかも楽しみな、企画です。


2011/09/10

地球をドリブル

パリで出会ったイタリア人の詐欺師。
あの手この手でお金をだまし取ろうと企む。
彼はお金がないと幸せを感じられない。

スリ、ジプシー。。。
そのほとんどはまだ子供。
彼らは盗みをしないと生きていけない。
たとえ、親がいたとしても。

私は、お金持ちではないけれど、彼らが幸せな気持ちになれるなら、小さなお金ぐらいあげようと思う。
けど、本当に彼らが満たされた気持ちになれる事がとても難しい事も分かっている。


3.11以降、明日で半年を迎える。
9.11以降10年。

バランスを失ったエネルギーの乱れはさらに加速する。
どこかの誰かが富を保つ事を望んでいて、その方法でしか幸せになれないのならば、富を譲りたいと思う。
けど、いったいいつから、この世界の大切な物は”エネルギー”になったのだろう?
我が子や、大切な人々や己を苦しめる未来がくると分かっていて、彼らは本当にそんなエネルギーを望んでいるのだろうか?

2011/09/08

無情の美学




オマージュと考察。
ムシンタイはどこへ向かうのだろうか?
ムシンタイは多くの意味を持つ。
ムシンタイは物質そのもの。

メイメツはエネルギー。
あらゆるエネルギーの明と滅。

複雑に絡まり合うエネルギー。
縦に、横に、斜めに、時空に、思想に、社会に、自然に、個人に、欲に、愛に、様々なエネルギーは絶え間なく繰り替えされる。
ムシンタイは顔を替えて幾度も入れ替えられる。

二つで一つ。
一つで三つ。

様々に変化する値。
エネルギーは明と滅を繰り返す。
それはムシンタイの始まりから終わりまでの一瞬のような億時間。

まだまだ、「解体」作業は続く。
抽象と具象の狭間を具現で埋める。
日本人に骨の髄まで浸透している無情の美学は過ちを許す為の情けではないはず。
伝えるべきはまた違う話のはず。

2011/09/07

笠島地区に芽生えたメイメツ

今日は絵に描いたような秋晴れ。
風も心なしかひんやりと感じる。
そういえば、いつの間にか蝉の鳴き声から鈴虫の鳴き声に変わっている。

そんな日和に足を延ばしたのは本島
冬の笠島に滞在していた時は、人が住んでいる気配は島中にあるのに、姿も音もなかった。
その時の、エネルギーが多少残った器の様な物質が異様に感じ、惹き付けられたのを今も覚えている。

しかし、夏の笠島は人の気配や生活音、笑い声、話し声、波音、があふれてる。
雑音の無い島は、音も気配も良く通る。
エネルギーと器が両方そろって溢れでる。

そして、その営みの中に或るgallery ARTE
行き交う人々。
通り抜ける笑い声。
メイメツが通り過ぎる様に見えた。
嘘の無い言葉が曇った瞳に潤いを与えてくれる。




2011/09/05

台風に負けずに京都

台風の目が近かったお陰で、大荒れでも本州に渡る事ができた。
それでも、通行止めや交通渋滞、が発生していて、四国が島国だと実感させられる。
パリの友人が話してくれた例の心配事の話しを、半信半疑で聞いていたけれど、本当に当たってしまうかも知れないなどと心配してみたりした。

この世界には様々なエネルギーと物質が存在している。


久々の友人との再会!
まだまだ体調は優れないけれど、意識が切り替わる瞬間。
抜け殻だった心体を充電できているのが分かる。

足早に京都国立近代美術館モホイ ナジ展見たり、建仁寺でくつろいだり。
デザインと芸術の切っても切れない関係や考察、研究が面白かった。
充実した日常。





2011/08/31

裸の王様



また、裸の王様が懐に手を当てる

2011/08/27

縦横斜め+

ようやく意識がアウトプット、インプットを循環しだした。
陰と陽の関係性のように思える。
けれど、産まれた瞬間に途絶えてしまう様な、未完成ではなく異物は
きっと、所有している軸と軸が違うだけ。

人にとって短いその瞬間が、異物にとって長い瞬間。
あるいは短い時間。

目に認識している色がxとy意外の 軸 を所有して空間と時間を交差する。
角度の違いの方向。

縦横斜め+

2011/08/20

タイとシンの復帰

朝日と共に輝く夕日。
器と臓器が機能できるまで内を休め続ける。

朝が目に優しく、日が呼び立てる。
昔から、朝が一番好きだ。

今日は雨。
読みかけの本や、気になっていた本を流し読みしたり、
浦島太郎状態だった問題がどの段階に移行したのかを確認したりして、まったり。

この数日で徐々にアウトプットへと切り替わりつつある。
意識的に変化させているのかもしれない。

昨日、ある快い方が小出裕章サンの著書を貸して下さった。
3.11直後から、原発について講演されていたのは今も記憶に新しい。

昔からそうだった。
「自分の一部になる物は自分で選びたい」
口には出さない。
未来がある!!!!

みんな、夢を渡って、心を豊かにするのだろうか?
そして、豊かになった心で誰かを魅せる事で、またそれらを渡り始めるのだろうか?
だとしたら美しいな。
目の前で輝くメイメツが、小さな世界の裏側でも輝いているんだ。

2011/08/07

紫の涙と本島、KAGAWA ART

人生で初めて紫の涙を流した。
染色体になった気分。


今日は久しぶりの本島。
gallery ARTEで行われている展示を楽しみながら、久しぶりの瀬戸内を味わってきました。



真木(さなぎ)邸
■「なぜ、われわれは存在するのか?」吉岡さとる












■夏の月明かり
安倍安人・内田江美 展










ARTEには大木サンの作品も展示されていました。
大木裕之展 「島のキ jump」
一期 『ダママ』 4月1日(金) 
二期 『0 と spice(ゼロとスパイス)』

その足で、高松塩江美術館、sottoprodottoへと駆け足で巡ってきました。 


ここは島国の中の島国。
島、山、陸、どこに行っても自然な穏やかさが身にしみます。
やがて紫色に染められたハンカチが深紅に色づく。

2011/08/05

KAGAWART2011:home

帰国から、身の回りの整理、HPリニューアル、その他公私混同でバタバタとしておりましたが、そうも言っていられません。
7日からアート先進県である香川のリアルが体感できる展覧会「KAGAWART2011」の大阪展から今度は地元での開催となります。
sottoprodottoにつどう愉快な人々とそこに集まったアート作品、そして、讃岐ならではのお土産×ARTをご用意してお待ちいたしております!
7日のオープニングはライブ、アーティストトークがあるそうなので、是非みなさんで楽しみましょう。
詳しくはsottoprodottoにて。


(以下、sottoprodotto HPより添付)



KAGAWART2011:home
会期:2011年8月7日(日)ー8月28日(日)
時間:11:00-18:00
*期間中 月曜日、火曜日はお休み
*入場無料
web_omote.gif
■参加アーティスト
あきやましんご/ikecoo/kayahari/田岡和也/高橋あづさ/千葉尚実
dd.monster/HANNA/pen artist santacc/凡土/yu-sukejp

2011/07/18

朝の少女と星の子、パリへ

今日はla loingtaine 最後の日。
昨日からあいにくのお天気でとても寒い。
一ヶ月半の滞在でしたが、本当にありがとうございました。



今日は 数ヶ月ぶりに 朝日 で 絵 を 描き ました。
昔から 朝日 で目覚めるのが好きだった。
夜 が明けるとともに 自然が起きだし 自分も起きる。
夜の間に澄んだ空気に 良く響く音達。
かがやく。
同じ場所なのに 毎日違う朝日と毎日違う夕日。
繰り返されるメイメツの儚さ。

昔、La loingtaineで学んだ事。

そしたら、ふと昔読んだ「朝の少女」という本を思い出した。
朝が好きな少女と夜が好きな星の少年。
少年少女がの心の成長の育みを描いた小説。
読んだのはもうかなり昔。
なつかしいな。

そして、今週からまたパリに滞在します。



2011/07/11

HANNA SOLO EXPOSITION [MODERATO]〜動画公開〜

昨日、La loingtaineでの個展が終了しました。
今回も、多くの方にご協力頂き、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
また、今回の個展ではパリ郊外の田舎でバカンス中にも関わらず、わざわざ足を運んで下さった皆様にお礼申し上げます。
来場いただいたお客様に「空間支配とはまさしくこの事ですね」と言って頂きました。今の私には最高の褒め言葉です。
本当にココで展示ができて良かったと感じています。
この場所から作家としてのアート活動を初めて、改めてこの場所に帰ってきて、現在やりたいと考えていた可能なプロジェクトの中で、只一つを除いて全て実行する事ができました。
La loingtaineの環境とここだからこそできた展示になりました。



HANNA SOLO EXPOTISION
[MODERATO]
Installation, Movie, sound, painting, drawing, and objet

「光の速度を認識する為の実験」の小部屋をぬけたら、不可思議な宇宙空間に導かれる。
鑑賞者はこの空間をおそるおそる歩き出す。
早くもなく、遅くもない、やや緊張感を込めた速度で、確実に、歩き出す。
複雑に配置されたモノ達を避けながら、奥へ奥へと進む。
映像の影から通り抜ける人たちや、他の鑑賞者が行き交い、電車の帰郷、足音、鳥の鳴き声や雨、ピアノの音色が複雑に重なり、あちこちで各国の「ある言葉」がかわされ、また別の男女の会話がとだえとだえに混ざりあう。
そして、物語が終わる様に始まる。
ふと、振り返ると自分自身が歩んで来た道が見える。
繰り返され、全く別々の事柄があちこちで行われ、誰かの道と、誰かの道が、重なり合う。
そしてその道の中に自分が存在している事を確認する。
自身が作品である事を、客観的に認識する。
やがてこの空間を認識した鑑賞者は再び歩みだし、新たな行動をそれぞれの速度で、確実に進みだす。
メイメツとメイメツの関係性を探りながら新たな一歩を歩みだす。
そしてまた、複雑に繰り返される。

編集してみました。。。


透明な光の中に七色の色が混ざり合って、やがて八つ目の色を獲得した。
個体で存在しようとする勇気が私に新しい色を使う手段を与えてくれたのだろう。
ソレとほぼ同時に現れた九つ目と十個目の色は、本当はもう、手のうちにあった事を確認できた。

存在する事の勇気。

有機である事も無機である事も存在しているメイメツの一部である事に変わりはないのだから。

2011/07/04

Exposition "MODERATO"

Masako Saulière, Secrétaire de l'Association Schubertiades et
 Eliane Foulquié, Présidente de l'Association Les Amis de Rosa Bonheur 
sont heureuses de vous inviter à
 L'Exposition "MODERATO" de HANNA
autour d'un verre de bienvenue et d' échange 
Le 9 juillet et le 10 juillet à 15 heures


Exposition ouverte du 9 au 10 juillet, de 15h à 19h


Titre:not titled Installation, projections d'images,medias mixtes
A.I.R Group exposition «une certaine atmosphère de complicité»
 Photo:Miki Hatakeyama




La Loingtaine



40 rue Grande
Sorques
77690 Montigny-Sur-Loing 
Tel:01 64 45 83 14
En train:Gare de Lyon - Montigny-Sur-Loing
URL:http://www.laloingtaine.org/


2011/06/29

KAGAWART2011


グループ展に参加します。
お近くの方はぜひ、立ち寄って下さいませ。

KAGAWART2011


会期:2011年7月3日(日)から7月24日(日) 
時間: 11:00 - 24:00

会場:
digmeout ART&DINER
(542-0086 大阪府大阪市中央区西心斎橋2-9-32 アメリカ村・アローホテルB1F)
tel. 06 6213 1007
fax. 06 6214 3323
mail. cafe@digmeout.net
digmeoutART&DINER_map.jpg

参加アーティスト
詳しくはsottoprodottoまたはdigmeout ART&DINERに記載されてあります。

2011/06/27

欠落した認識能力

「破損したガラスは危ない」
そんな、当たり前の事を理解できていない事を思い知らされた。
自分が血を流すまで、もしくは未だに、「ガラス」を認識できてない。

「認識」にたどり着く為の道のり。。。

指先がまだ痛い。。。

2011/06/20

七色と七感 そして

透明 の中に 七 色 が交差する
やがて 八つ目の 色 を獲得する




変化
ソレが未来を彩る為のものになります様に
目に見えないモノを愛でれる日常を選択できる様に


世界の大きな流れは決して変えられないけれど、
何かの犠牲の元に生きながらえるムシンタイは今、泣きわめいて役目を退きたがっているよう


未来を選択する事のできなかった、小さなメイメツする未来達の為に必要な事はどれだろう?


日本は岐路に立った。
まだ、サイは投げられていないはず


no nukes?



2011/06/17

INSEAD The Business School for the Worldにて撮影

フォンテーヌブローにあるINSEAD The Business School for the Worldの方々に撮影協力して頂きました。
インターナショナルな空間でありながら、森と街に面したこの大学院は、空間全体がロジカル
で、構築された有機と無機を感じさせられました。


撮影に快く応じてくれたINSEADの皆様を始め、撮影に理解を示し、ご協力頂いた方に感謝いたします。


今回の撮影は短い撮影時間でしたが、明確な糸口を発見できました。
構想を上って行く入り口にようやく立てたのです。


ソレは、只、一人ではなくて、関係し合う全ての方々の温度からもたらされた。。。。