何を?
世界は虚栄だ。
私はまた待っている。
2013/12/20
2013/12/19
薄氷の下の夢
あたたかいの?
重ねられるはずだった温度、重ねられた温度。
温度に呼び寄せられた温度。
その肌触りはあらゆる熱量を育むも、やがて消えるだろう。
ふと、意識が戻ると、光に包まれていた。
先ほどまで脳裏で重ねられたはずの出来事の余韻がまだ体内に残っている。
熱を帯びた瞳が、光の強さを計りきれずに、視界を定めれず、ゆらゆらと漂う。
やがて光に屈服し、あきらめと同時に視野を移した。
そこは朝だった。
再び生暖かい温度が戻るのを待っている。
しかし、明度の上がった部屋に、いくつかの窓から差し込む直射日光が淡色の瞳孔を震わしているだけだった。
固く閉ざされた瞼を透かして、青みがかったピンク色の血管がうっすらと浮き上がる。
今にも消えそうな薄氷の膜に覆われた血液が、青白く淡色に鈍く動き始める。
カチンと音、
とたんに、畳み掛ける様な速度で乱立した音達が四方から音が流れ込んでくる。
ひとたび流れ出した音は、只身勝手に流れ込んでくる。
頭が蹌踉めき彷徨う。
温度はみるみる消失し、そこらじゅうで闊歩しはじめたに実体のない出来事に追い払われてしまった。
温度はもう帰って来ない。
重ねられるはずだった温度、重ねられた温度。
温度に呼び寄せられた温度。
その肌触りはあらゆる熱量を育むも、やがて消えるだろう。
ふと、意識が戻ると、光に包まれていた。
先ほどまで脳裏で重ねられたはずの出来事の余韻がまだ体内に残っている。
熱を帯びた瞳が、光の強さを計りきれずに、視界を定めれず、ゆらゆらと漂う。
やがて光に屈服し、あきらめと同時に視野を移した。
そこは朝だった。
再び生暖かい温度が戻るのを待っている。
しかし、明度の上がった部屋に、いくつかの窓から差し込む直射日光が淡色の瞳孔を震わしているだけだった。
固く閉ざされた瞼を透かして、青みがかったピンク色の血管がうっすらと浮き上がる。
今にも消えそうな薄氷の膜に覆われた血液が、青白く淡色に鈍く動き始める。
カチンと音、
とたんに、畳み掛ける様な速度で乱立した音達が四方から音が流れ込んでくる。
ひとたび流れ出した音は、只身勝手に流れ込んでくる。
頭が蹌踉めき彷徨う。
温度はみるみる消失し、そこらじゅうで闊歩しはじめたに実体のない出来事に追い払われてしまった。
温度はもう帰って来ない。
いつ だって、いつ だって。
冷えきった体を起こし、止まっている手巻き式腕時計を巻き直す。
冷えきった体を起こし、止まっている手巻き式腕時計を巻き直す。
2013/12/18
メモ
メモ、
2012年にパリに戻って新生活を始めてからと言うもの、blogを記載する事が減ってしまった。原因はfacebookの利用が増えた事もあるけれど、他にも理由はありそうです。
それでも、継続してみようと思う。
それはメモであるから。
2012年9月
パリに移り、映像と平行して、絵画も再開。
2013年
パリ郊外のオープンアトリエにて制作。
同アトリエで新作の展示
後、それらの作品をすべて消却。
同アトリエで新作の展示
後、それらの作品をすべて消却。
2013年8月
一時帰国。
自主企画のアートプロジェクトの運営、制作、管理。
2013年11月
2013年11月
アートプロジェクトの報告書作成。
体調的不良によりダウン。
2013年12月
徐々に回復。
報告書がようやく完成間近。
体調的不良によりダウン。
2013年12月
徐々に回復。
報告書がようやく完成間近。
MEMO
、浮遊を 繰り返し 後、
行為
所有する 熱量 価値 計 ながら、、、
とりと め のない 行為
メモを続ける こうい
メモを続ける こうい
2013/12/17
Honjima Art Project
主催してました。
「Honjima Art Project」
会期 2013年10月5日~11月4日
会場 香川県丸亀市本島笠島地区周辺
主催 Honjima Art Project実行委員会
代表 前田華奈(HANNA)
千葉尚実
助成 公益財団法人 置県百年記念香川県文化芸術振興財団
協力 出葉正浩(iduliha design)
招聘作家
小井隆也 (現代美術家)
住吉山実里×玉邑浩二 (コンテンポラリーダンサー)
盛圭太 (現代美術家)
協賛作家
千葉尚実 (美術家)
HANNA (現代美術家)
ワークショップ
平野祐一(建築家)
やまなみ芸術祭
参加しています。
参加してました。
かがわ・山なみ芸術 アートロードまんのう
エリアテーマ 「自然はすべての源である」
NATURE IS THE SOURCE OF ALL THINGS
会 期:2013年10月19日(土)〜12月1日(日)
開 場:旧琴南東小学校 まんのう町川東919
2013/12/08
Lost---
見誤っては行けない。
自分の欲している事柄と他人の欲している事柄は必ずしも同じではない事。
閉ざされた世界で正当化された事柄は次第にその性質を見失い、やがて失速する。
自は色を有した時から、どこまでも拡張し、くりかえされ、決して留まりはしない。
やがてそこに光りを獲得し、それらは、恒星と同様にエネルギーを生産する。
それでも、その色は、自らを留める事を見失い、次第にその性質を見失い、次第に失速する。
その一連の事柄は自明のごとく・・・
自分の欲している事柄と他人の欲している事柄は必ずしも同じではない事。
閉ざされた世界で正当化された事柄は次第にその性質を見失い、やがて失速する。
自は色を有した時から、どこまでも拡張し、くりかえされ、決して留まりはしない。
やがてそこに光りを獲得し、それらは、恒星と同様にエネルギーを生産する。
それでも、その色は、自らを留める事を見失い、次第にその性質を見失い、次第に失速する。
その一連の事柄は自明のごとく・・・
2013/03/31
ゆれる
紫色に染まった手と、高くなった灰色の空から過る太陽が季節の変化を思わせる。
取り分け理由を探す必要もないが、昼だというのに眠い目を擦りながら、アパートを出てきた。
ナップサックを背負った旅行者が上と下を交互に見比べながら右往左往している。
そういえば、数週間前からバスが渋滞したり、やたらとノートルダムに人が集まっていた。
信号の変わるのを待たずに、道路を足早に渡って、取り留めの無い買い物を済ませる。
大通りに出ると、透明なビニール袋が風に煽られて音も無く舞い上がっていた。
急な追い風にビニールは大口を明けて、体一杯に空気を含み、まるで自らが飛んでいるかのように、勢い良く駆け上がって、フワフワと気持ち良さそうに浮遊している。
まるで浮かんでいる事を楽しんでいるかの様に、
あちらへふらふら。
こちらへふらふら。
ふと、通りかかった車に引力を加え得られて、地面に伏せると、無言のまま床に伏せた。
空は高い。
4月からはまた新しい場所に移り、新しい環境で生活の続きを始める。
少しづつ問題になっていた事柄が現実味を帯びてははじけ、別々の事柄が
複雑に絡み合い、ほどけなくなっていた。
それがある事をきっかけに、一気にほどけ、一つの道へと繋がり始めた。
縁と縁が偶然と必然で繋がれていて、その糸を辿るならば、時として、自分の意志とは関係なくても、つき動かされて、変化を受け入れざる負えなくなる。
そうして振って湧いた変化に身を委ねて、地軸を失ってみて、地を見下ろしながら軸を探している。
乾いた目を伏せながら、光の変化に瞳の瞳孔が反応するのを感じとって、よたよたと帰路をたどった。
2013/03/11
想像しなさい
3月に入って、長かったグレー色の空が一転して、青色の広がりへと変わった。てんてんととぎれとぎれに浮かんだ雲が、四角く切り取られた窓からやや急ぎ足で右から左に緩やかに流れていく。
窓の外の風の変化を感じれる様になると、暖まった空気があの日を思いおこさせる。
あの日の事は今でもはっきり覚えている。
何も普段と変わらない一日だった。
変わらない会話。変わらない食卓。変わらない日常。
只違ったのはブラウン管から映し出される映像が、映画ではなくニュース番組から流れている事だった。
ある人は全ての未来を得る為に真実を知りたがった。
目に映る実態のあるもの全てが浮き彫りになってガラガラと崩れさった後、それらを再三かき集めては真実を探した。
しかし、事実は鏡に映っただけで、実態にはならなかった。
あれからあの人はどれだけの真実を見つけられただろうか?
そして、繋ぎ合わせた真実を持って、未来を創造しはじめただろうか?
またある人は真実を拒否した。
乱雑に流れ込んで来る真実は、実態の無いまま重苦しい事実だけを積み上げ、未来を否定してしまった。
そして、その人は真実を知るのをやめた。
見に映る未来を生きる為に。
それぞれがそれぞれの未来の為に、真実と向き合い、日常を過ごして来た。
それでも人々は其々のつぎはぎだらけの靴下を明日も履いて歩く。
2013/01/08
余白を持つ
明けましておめでとうございます。
2013年が始まり、年も新たになったはずだが、まだ実感がない。やはり、日本のお正月の様にどこか神々とした空気のお正月を味わっていないからか、
定かではないが、とにかく新たな年になった。
年末から、事情があってまたパリ郊外のla loingtaineに来ている。
年が明けていよいよ田舎に引っ込んでもいられなくなり、パリまで1時間かけて往復する生活が始まった。
電車の中で好きな本を読みながら、「MOMO」を思い出していた。
元々、何も持たない私に、有り余っているものは時間しかない。
どれだけの時間をどこに与えて、どれだけの余白を自分に与えるのか。
などと思いにふけっては、過去と未来を往復する今を過ごして、
電車が着くのを待っている。
今年が始まってまだ数百時間。
行き違う人々、出会う人々、それぞれの新年が、旧年に変わる日までの私事をそっと細い目で見ていたいとも思えた。
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