2011/04/02

こよみと戦争、環境、政治そしてchoice

パリ時代、通っていた学校のある講師が「日本は春とともに物事が始まるから良いね」とぼやいたと同時に、フランスの日常を蹴った。
日本人は自然の摂理とともに文化を育んで来た。
自然の雄大さをとおとみ、人間の英知を敬う。
また、春が来た。




震災以降、なぜか戦争の夢を見る様になった。
様々なイマージュがないまぜになって、私を追いかけてくる。
私は逃げる。

昔のヨーロッパ旅行記で見た様々なイマージュの記憶。
原爆ドームの資料館にあった特攻隊の16歳の少年の笑顔の写真。
ドイツの強制収容所の資料館にあった朽ちかけた兵隊の写真。
トルコの国境の戦車や兵士そして生々しい規制。
コペンハーゲンの大砲や兵隊。
ドイツの風力発電


それに、加えて、いろんなイマージュとメディアで見た戦争のイマージュ。
例えば、プライベートライアンとか、シンドラーのリストとか)
はたまた、タルコフスキーのようなイマージュ
毎日違うイマージュの夢。


そんな今日この頃、飛び交うニュース。
知らなければならない事は沢山ありすぎる。


ユニセフの呼びかけで児童書を送ろうとしてみたり、
原発問題が悪化するにつれて、昔みたセヴァン・スズキのスピーチを思い出したり、
テレビでは報道の少ない、世界各国の原発反対デモの社会的動きを知ったり、
福島第一原子力発電所での事故の影響とみられる放射能が地球を一周したり、
それにより各国の動きやエコロジストの活動が活発化していたり、
原発導入のシナリオ ~冷戦下の対日原子力戦略~を知ったり、
自衛隊による支援活動がいかに重大で過酷かニュースに胸を痛めたり、
自衛隊員の殉職を知ったり。
まだまだ、ありとあらゆる情報が流れ込んでくる。


こんなに情報があふれてるのに、まだ知識が足り無い。
そもそも、いったいなぜ原発が作られる様になったのか。

削除される前にメディアではなかなか取り上げられない情報を学んでおこうと思う。



「毒をもって毒を制する」
 第5福竜丸事件で反核・反米の世論が高揚する中、
日米が協力し民間から行った世論形成の全貌を明らかにする。
(現代史スクープドキュメント 1994年放送)


今、この瞬間にも様々な事が水面下で進んでいる。
迅速に、丁寧に、行動しよう。
自国で起こっている事を他人事の様に見てしまわないように。
民主的な社会によって極めて平和的に生活していられるけど、
しらずしらず、社会情勢の大きな渦にまかれている。
もう、盲目に生活を営むだけでは、暮らして行けない社会なのもしれない。


choiceは繰り返される。


描かなくては、