2011/05/06

パリアートプログラム始動



5月より始まっているアートプログラム。
第4月、第5月と2期に分かれている。
第4月についてはこちら

主催は数年前より貸しギャラリーを行っているEspaces des arts sans frontières
貸しギャラリーの他に、外人向けに安宿も行っている。

今回、その変わったギャラリーが主催でアートプラグラムが行われる事になったので、参加する為に渡仏しています。
日本にいる間、不明だった詳細は、parisについてからようやく分かった。
そこで、第5月期の詳細をご紹介いたします。

今回は1ヶ月の間に、5〜8名のアーティストが数回のミーティングを重ね、ひとつのグループ展を作り上げるというもの。
正式なA.I.Rとは違うものの、グループ展を成功させる事を目的としており、広いアトリエ件展示スペースで自由に制作に打ち込む事が可能。
※正式なA.I.Rではないと記載しましたが、正式なA.I.Rに間違いないと確認がとれたので、アーティスト・イン・レジデンスとして訂正いたします。

また、現地のキュレーターが総合アドバイスを担ってくれる。
週に一度、格アーティストのプレゼンテーションを通して、それぞれにあったディスカッションの場が設けられる。

その他、グループ展のDM等の制作も行ってくれるが、必要以上の美術界との交流、国際交流はプログラムには含まれていない。

施設内には住居スペースが管理されており、3~5人部屋を共同でしようする。
もちろん、シャワー、トイレ、台所も共同だ。
また、ここのオーナーは大の猫好きで、常備8匹の猫が放し飼いされており、動物嫌いや衛生面や作品に関して神経質な方の参加はおすすめできない。
もしくは別に宿を借りる事も可能なので、展示のみの参加でも良いかもしれない。

作業面での制約は少なく、自由にありとあらゆる可能性を探る事ができそうだ。
旅人が行き交うパリの特異な宿で、生まれるアートとはいったいどんなものなのか?
人と人がすれ違う、人生のちょっとした道草を、どのように色づける事ができるのだろうか?

5月期のメンバーは5名。
今回は全員が日本人という事で、このパリの一角で「小さなジャポニズム」が人知れず化学反応を待ち望んでいるようだ。
いよいよ来週から制作に入る。