2011/10/10

眠る真昼



いつからか、眠る事を惜しむ様になって、少しでも長く起きていようとしていた。
いつも、いつも、寝る時間を惜しんでいた。
眠る事がもったいないとすら感じていた。

けれど、ここの所は違う。
眠りたくて、眠りたくて仕方が無い。
眠りを欲して、欲して仕方が無い。

眠りを守らなくては。
光り続けていては真白になって何も存在できなくなるから。