2010/07/19

絵の無い絵画展 開始

 いよいよ、『絵の無い絵画』展がはじまりました。


 この展覧会は、今日までHANNAが一環して取り組んでいる共通テーマである「目に見えない物」をキャンバスという「異なる空間」に表現した作品展です。

 何気ない日常の中にある「目に映る」物質世界と「目に映らない」非物質世界。その境界を行き来する事で私達は様々な物と繋がって生きている。
 一時、一時に生まれては死ぬ生命体や感情、時空や空間、細胞や物質を表す事に挑戦した作品群は、自然光の差し込む展示室と調和し、その日、その時により全く新しい表情を見せてくれます。その様子はまるで作品が命を宿したかの様にさえ感じとれます。

 ご来店頂いた皆様には朝、昼、夕方、夜と全く違った見え方、感じ方のできる作品をその日、その時にしか体感できない空間で体感して頂ければ幸いです。お時間のある方は、時間帯の違いで浮き上がって来る新たな「作品」と出会って頂きたいです。