2010/07/28

ワークショップ「ナカミノセカイ」無事終了


今回のワークショップの内容は、
命の世話をする体験(鉢植え)を体感してもらい、その体験を元に中身を想像して描くという物。

「中身を描く」などと言うと、みんな不思議な顔をして私の瞳をのぞく。
けれど、ココでの会話や文は何の答えも生み出さない事は、想像と構築を繰り替す無限の世界である、「感じる」を知っている人には伝わるのではないでしょうか?

ワークショップに参加していただいた皆様には、目的→行動→体感→知恵→+aで中身を想像するきっかけを提示させてもらい、そこから先は自由に表現してもらいました。

私が出来るのは目的定義、行動定義、体感定義ぐらいです。
普段感じる事や初めて感じた事を「受ける」以外の方法で表現してもらう為に、参加者の皆様には植物が育つのに必要な素材を、色、形、言葉、音、味、傷み、匂い、変化、交わり、等で自分なりに体感していただきました。
異物を様々な行為で「感じる」事で、目の前にある神髄を「感じる」もしくは「受け止める」だけでなく「生み出す」きっかけを掴んでいただけたのではないでしょうか?



今回、出来上がった作品達はどれも様々な考察があり、とても豊なものになりました。
最後に、資料として提示した顕微鏡という現代科学をとおした「目」の写真とも 多くの共通点があり、人の「感覚」の奥深さを私も身をもって体感できた一日でした。

参加して下さったみなさま、ほんとうにありがとうございました。これを機会に、感じる事を
怖がらないで、好きになって下さい。そして、新たな育みを産んで行きたいですね。



8月7日は高松市の美術館が無料の日です。
これを機会に「感じる」をちょっとのぞいてみても?