2010/11/02

l'oeuf〜おいしいものはべつばら〜

先月末に開催された舞台”l’oeuf〜おいしいものはベツバラ〜”の講演が無事終了しました。

サンポート高松で行われたこの舞台は港大尋さんと青木尚哉さんがコラボレーションする舞台に出演したいダンサーを一般募集し、オーディション形式で出演者を選び、計12回のワークショップを通して作品を作り上げるという実験的なプロジェクトでした。
舞台の内容が見え始めた頃にはソプラノ歌手の高村聡子さんも加わり、さらに作品の世界が広がりました。本当に様々な人々の道の通過地点が重なり会い、少しずつで着上がった作品です。


事後報告ながら、今回、HANNAは衣装を担当させて頂きました。
洋服から離れて3年、まさかこんなにも早く、しかも自然に洋服に関わる仕事が出来るとは考えていなかったので、偶然の中の必然を感じています。

今回は作品の持つ世界を代表する役割を担っていたので、 何処 まで 何 がどう 出来るかを日々考えながら取り組ませて頂きました。舞台衣装の専門でないからこそ、出来る事を考え、踊っているダンサーが心地よい衣装、又はダンサーがより輝く衣装を目指しました。メンバー全員の個性や希望を引き出し、提案できていれば光栄です。
また、反省点も多く、舞台衣装ならではの難しさや定義が把握しきれずにまだまだ舞台衣装としての未熟さも痛感いたしました。


この場を借りて今回お世話になった、港さん、青木さん、高村さん、ならびに受講生の皆さん、スタッフの皆さん、その他ご来場頂いた全ての方にお礼申し上げます。
この舞台に関わった全ての方にとって実りのある通過点になって行く事を願っています。

ありがとうございました。