今日は絵に描いたような秋晴れ。
風も心なしかひんやりと感じる。
そういえば、いつの間にか蝉の鳴き声から鈴虫の鳴き声に変わっている。
そんな日和に足を延ばしたのは本島。
冬の笠島に滞在していた時は、人が住んでいる気配は島中にあるのに、姿も音もなかった。
その時の、エネルギーが多少残った器の様な物質が異様に感じ、惹き付けられたのを今も覚えている。
しかし、夏の笠島は人の気配や生活音、笑い声、話し声、波音、があふれてる。
雑音の無い島は、音も気配も良く通る。
エネルギーと器が両方そろって溢れでる。
そして、その営みの中に或るgallery ARTE。
行き交う人々。
通り抜ける笑い声。
メイメツが通り過ぎる様に見えた。
嘘の無い言葉が曇った瞳に潤いを与えてくれる。