2006/07/04

弟9回ヨーロッパ旅行記

München→Berlin

ベルリンに向かう途中の列車の中で、日本人の女性と遭遇した。
私は長く日本に帰っていないお陰で、日本人に会うのが何かとてもうれしくて、列車の道中、いろいろとお話させてもらった。
彼女は結婚を期にドイツに移住したそう。
「ドイツ人男性と日本人男性は良く似ている。」と断言する彼女いわくドイツも日本も男性は「頑固」なのだそう。そんな男の生き様のような考え方の基盤が似ているのかもしれない。
確かに、ドイツで電車が遅れた事は一度も無い。スーパーのレジのお姉さんもシンプルだけどとても丁寧な仕事ぶりで、フランス人の様なあからさまに「今日はやる気無いの。」という態度をとっている人はいなかった。
仕事や時間に忠実と言われるドイツ人と仕事や時間に真面目な日本人はよく似ているのだろう。
話しの最後に「だから彼と結婚したんだけどね。」とかすかに笑っていた。
私たちは笑顔でお別れを言い、手を振った。

ベルリンに到着して、まずやらなくては行けない事は宿探し。
あるホテルに向かう途中、ホテルの場所が分からなかったので、誰かに聞こうと辺りを見回す。なぜか人が見当たらない。と、そこに店から出て来たドイツ人男性に道を聞いた。
英語がおかしいのかな?彼は何も答えない。
??
彼は無言で歩いて行き、おいでおいでのジェスチャー。
ホットして、着いていくと、目的のホテルがあった。目と鼻の先だったけれど、一階がカフェになていて、見過ごしてしまっていた。
言葉が通じない時点で話しを聞かなかったり、分かっても無視したり、何かと面倒な観光客は適当にあしらわれる事も多いのに、こんな小さな優しさにほっこりさせられたりするものなのだ。

チェックインしてから、ベルリン郊外にあるgedenkstatteに向かう事にした。
つづく