2006/07/13

弟21回ヨーロッパ旅行記

Istanbul
昼頃、ようやくIstanbulに着けた。

長い長い移動のせいで体はかちこちだ。
固まった体を引きずりながら、ごちゃついた街を歩いているとすぐに客引きがやって来た。
ひつこい。
すれ違う人全てが客引きかと思うほどの客引き人に戸惑いながら、たまたま出会った日本語のできるトルコ人が案内をかってでた。
紹介してくれたのは日本人向けの安いホテル。
改装中の建物の中には若い日本人の女の子が一人で宿泊していた。
通された部屋でその女の子に合う事ができた。
彼女は荷造りをしている最中だった。
騒々しくやってきた私達に気づくと、大きな瞳でまっすぐにこちらを見た。
黒い瞳に黒いショートカット、やや日に焼けた肌がよく似合う。
彼女は顔色一つ変えず、手を動かした。
私は、その無言の出会いに、声をかける事ができなかった。
普通の日本人ならあんな表情はできないだろう。
彼女はこんな所まで一人で旅してきたのだろうか?
その華奢な体には似合わない大きな荷物と寝袋が妙に際立った。



それからすぐに、世界遺産トプカプ宮殿に向かった。この旅で、ようやく出会えたアジアの匂いに感動してしまう。
三年ぶりのアジアの匂い。
「アジアとヨーロッパの架け橋」とは良く言うけれど、自分がこんなにもアジアを求めてたとは思わなかった。











この海の先に日本があるのかな?